こんにちは、ジーンズ大好き!
編集長のインディーです。
皆さん、突然ですがジーンズとデニムの違いについて説明できますか?
今回は分かりづらいデニムとジーンズの違いについて解説していきます。
デニムとは
デニムとは何でしょう?
皆さん説明できますか?
ずはり、デニムとは『コットン糸を綾織りした生地』のこと。
デニムと聞いて、青いパンツを想像した方もいるかと思いますが、実はデニムとは生地のことだったんですね。
ではコットンを使った織物は全てデニムと言うのでしょうか?
実はそうではありません。
デニムとはコットンを『綾織り』した生地のことをいいます。
では次に綾織りについて見ていきましょう。
綾織りとは
では、綾織とはどんな織り方なのでしょうか?
綾織り(英語では「Twill weave(ツイル・ウィーヴ)」といいます)は、経糸と緯糸を2本ずつ抜かすなどして交差させて作られた組織です。「斜文織り(しゃもんおり)」とも呼ばれており、生地の表面に「/」のように斜めの畝が見えるのが特徴です。この斜線のような畝を、「綾目(斜文線)」と呼びます。
平織りに比べ経糸が長く表面にあらわれる(糸を浮かせる部分が多い)ので、耐久性はやや劣るものの、しなやかで光沢を帯びた生地に仕上がります。
「平織り・綾織り・朱子織り」の特徴と違い。三原組織を考える | MUUSEO SQUARE
通常の綾織りは、綾目が右上がりで「右綾」「正斜文」といい、左上がりは「左綾」「逆斜文」といいます。
組織点が少ないため、隣り合う複数の糸が接近しようとするので、隙間の少ない厚手の織物を作ることができます。糸と糸との密度を高めて織ることができ、地厚かつストレッチ性に優れ、シワになりにくい生地を作るのに適しています。
「平織り・綾織り・朱子織り」の特徴と違い。三原組織を考える | MUUSEO SQUARE
少々難しい内容ですが、綾織りとは生地の表面に斜めの模様が見えるもので、厚手の織物との相性がよいという特徴があります。
そして、デニム生地が綾織りで作られているからこそ、独特の色落ちや経年変化を楽しむことが出来るんですね。
ジーンズとは
では、デニムに対して、ジーンズとは何を指すのでしょうか?
すばりジーンズとは、『デニム生地で作られたパンツ』です。
インディゴ染めされた生地であるデニムを使うことで、経年劣化を楽しむことができるのが特徴です。
ジーンズはもともと、アメリカの鉱山で働く人に向けた作業着として普及していきました。
当時のジーンズには天然のインディゴ(藍)が使われていました。
天然のインディゴには防虫効果があったため、鉱山で働く人の作業着として作られたジーンズは彼らの間で広く普及していくことになります。
当時のジーンズは作業着であり、あまりファッション性のあるものではありませんでした。
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そして時代が経つとともにファッション性が加わり、皆さんがイメージするジーンズへと進化していくことになります。
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まとめ
デニムとジーンズの違いは分かりましたか?
おさらいすると
- デニムとは『コットン糸を綾織りした生地』
- ジーンズとは『デニムで作られたパンツ』
のことでした。
以上、参考になれば幸いです。
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